“春日形”の読み方と例文
読み方割合
かすががた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春日形かすががたの石燈籠の苔を撫でゝ見たり、且つては千兩、萬兩の蘭や萬年青を育てた温室の中に、今は空の鉢ばかりがごろ/\してゐるのを覗いて
太政官 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
鈴鹿明神の森の中を見込むと、鳥居の右へ向っては峠の山道、鈴鹿御前の社と内外宮ないげぐうとが棟を並べた中に、春日形かすががたの大燈籠の光も雨に濡れている。
大菩薩峠:02 鈴鹿山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)