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星菫
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せいきん
ふりがな文庫
“
星菫
(
せいきん
)” の例文
詩壇に、『
星菫
(
せいきん
)
派』と称せられた、恋愛至上主義の思潮は、たしかに、このロマンチシズムの御影であった。
婦人の過去と将来の予期
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
六 人としての
子規
(
しき
)
を見るも、病苦に面して
生悟
(
なまざと
)
りを
衒
(
てら
)
はず、歎声を発したり、自殺したがつたりせるは当時の
星菫
(
せいきん
)
詩人よりも数等近代人たるに近かるべし。
病中雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
仙台に
於
(
おい
)
ても、女学生たちは、読んでいるのかどうだかわからぬが、詩集やら小説本やらを得意そうにかかえて
闊歩
(
かっぽ
)
し、
星菫
(
せいきん
)
派とかいうのであろう、たいてい眼鏡をかけて
惜別
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
菫という花は、明治以後いわゆる
星菫
(
せいきん
)
趣味の普及によって、一種の型を生じたが、昔の日本にはそんなハイカラなものはない。野草として普通の待遇を受けるにとどまっていた。
古句を観る
(新字新仮名)
/
柴田宵曲
(著)
星
常用漢字
小2
部首:⽇
9画
菫
漢検1級
部首:⾋
11画
“星菫”で始まる語句
星菫派