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昏々
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こん/\
ふりがな文庫
“
昏々
(
こん/\
)” の例文
かう言ひ
含
(
ふく
)
めたのは、ツイ三日前、その翌る日は三右衞門、二度目の中風に當つて、正氣を失つたまゝ、
昏々
(
こん/\
)
と睡つてばかり居るのです。
銭形平次捕物控:020 朱塗りの筐
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
お末は抵抗もせずに眼をつぶつてぐつと飲み
乾
(
ほ
)
した。それから暫くの間
昏々
(
こん/\
)
として苦しさうな
仮睡
(
まどろみ
)
に落ちた。助手は手を握つて脈を取りつゞけて居た。
お末の死
(新字旧仮名)
/
有島武郎
(著)
なろう事なら、己はいつ迄もいつ迄も、メリー嬢の魔術に
縛
(
しば
)
られたまゝ、
明
(
めい
)
煌々
(
こう/\
)
たる舞台のまん中に、口をあんぐり開いて、観客の嘲笑を浴びて、
昏々
(
こん/\
)
と眠って居たかった。………
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
恐らくその時は、
昏々
(
こん/\
)
として
麻睡
(
ますゐ
)
せられてゐたのでせう。
銭形平次捕物控:239 群盗
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昏々
(
こん/\
)
として眠つて居る姿です。
銭形平次捕物控:262 綾の鼓
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昏
漢検準1級
部首:⽇
8画
々
3画
“昏々”で始まる語句
昏々昧々
昏々濛々