“明晢”の読み方と例文
読み方割合
めいせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一体伊曾は画家には風変りなくらゐ歴史や自然科学に凝る男で、実に雑多な知識を彼一流の明晢めいせきな方法でその脳襞に蓄積してゐた。
青いポアン (新字旧仮名) / 神西清(著)
京大のラグビイ選手として抜群の体力や明晢めいせきな頭脳にも恵まれていたのが、前線の惨忍な厳しい雰囲気になじめず、見ている間に痩せおとろえ精神まで異常に衰弱していった。
さようなら (新字新仮名) / 田中英光(著)
本当に明晢めいせきに住んでいるのに、彼らはそれが外から与えられると思いこむのだ。
二十歳のエチュード (新字新仮名) / 原口統三(著)