斎庭ゆにわ)” の例文
朝に晩に彼のたたずみながめた神社の回廊の前には石燈籠いしどうろうの立つ斎庭ゆにわがひらけ、よく行った神門のそばには冬青そよぎの赤い実をたれたのが目についたが、薄暗い過去はまだそんなところにも残って
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)