散文的さんぶんてき)” の例文
これを知識ちしきうへあそびといひます。それとゝもに、氣分きぶんすこしもともなはないのですから、散文的さんぶんてきうたといはねばなりません。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
博雄は、芸術に対して、特別な感興かんきょうを持たぬらしい。音楽を熱愛ねつあいするとか、詩を作るとか、画を描くとかいう面に格別の関心かんしんをもっていない。つまりそれは散文的さんぶんてきであるといえる。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)