撃方うちかた)” の例文
だが、今さらうしろから撃ってみても、どうにもならぬことを知ると、大尉はついに撃方うちかたはじめを命じませんでした。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おい撃方うちかたやめろ!——俺等は誰のためにこんなことをしてるんだい!」
パルチザン・ウォルコフ (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
「うむ、たしかに、にげるつもりだ。——おい、新田、撃方うちかたやめ。今よりわが大空艇は、丸木艇を追いかける。速度をあげるから、すこし気もちがわるくなるかもしれん。みな、しんぼうするのだぜ」
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)
博士は、いよいよ元気に、新田先生に撃方うちかたの号令を下す。
火星兵団 (新字新仮名) / 海野十三(著)