携帯もた)” の例文
此処ここは妙なところで馬でも何でも腹が減ると、たちすくみになると云い伝え、毎日何百ぴきとも知れず、荷を付けて上り下りをする馬士まごまで、まさかの用心に握り飯を携帯もたぬ者は無いとの事だ
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)