提灯持ちょうちんもち)” の例文
少将がその日の夕方、吉村右京、金輪勇という二人の家来をつれ、提灯持ちょうちんもちを先に立てて、御所を出でて猿ヶ辻のところまで来た。
内々ない/\神原五郎治四郎治の二人から鼻薬をかわれて下に使われる奴、提灯持ちょうちんもちの方の悪い仲間でございますから、く訳の分らんように云いましたのは、お竹にお屋敷の様子が聞かしたくないから
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
按摩に来たのではない、役者の提灯持ちょうちんもちに来たようなもので、小うるさくてたまらないから、兵馬は追い返してしまいました。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
お手先となり、お提灯持ちょうちんもちとなり
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)