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授戒
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じゅかい
ふりがな文庫
“
授戒
(
じゅかい
)” の例文
すまないのは、牛若の
得度剃髪
(
とくどていはつ
)
の挙式である。本人が熱望してさえ、得度
授戒
(
じゅかい
)
には、年齢や修行の資格や、法門の厳則がある。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二十年前に、
彼奴
(
きゃつ
)
と会った時は、俺は叡山の
仲間僧
(
ちゅうげんそう
)
だったし、
彼奴
(
きゃつ
)
はすでに、
授戒
(
じゅかい
)
登壇
(
とうだん
)
をゆるされた一院の
主
(
あるじ
)
だった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「困るではないか。今日は、根本中堂で、
範宴
(
はんえん
)
少納言の
授戒
(
じゅかい
)
入壇式が、おごそかに上げられる日だ」
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄之丞は、高僧が、
得度
(
とくど
)
の
授戒
(
じゅかい
)
でもするように、厳粛な顔つきをして、剃刀をうごかしていたが、半分ぐらいまで剃って、きれいな大坊主が出来かけると、誰か、くすッと笑った者があった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“授戒”の意味
《名詞》
授戒(じゅかい)
仏教で仏門に入るものに対し、仏教における戒律を授けること。
(出典:Wiktionary)
“授戒(
戒壇
)”の解説
戒壇(かいだん)とは、仏教用語で、戒律を授ける(授戒)ための場所を指す。
戒壇は戒律を受けるための結界が常に整った場所であり、授戒を受けることで出家者が正式な僧尼として認められることになる。
(出典:Wikipedia)
授
常用漢字
小5
部首:⼿
11画
戒
常用漢字
中学
部首:⼽
7画
“授戒”で始まる語句
授戒入壇