“授戒入壇”の読み方と例文
読み方割合
じゅかいにゅうだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
範宴はんえん少納言とやら、どんな天才か、麒麟児きりんじかしらぬが、そもそも、授戒入壇じゅかいにゅうだんのことは、円頓菩薩えんどんぼさつの大戒として、吾々が、この山にあって、十年、二十年の修行をしても
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——それだけなら、何もたいして、騒ぐこともないが、近ごろ、チラと聞くところによると、座主は、何と心得ているのか、あのわずか十歳の稚僧ちそうに、授戒入壇じゅかいにゅうだんの式を、許されるという噂なのだ」
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)