授受じゅじゅ)” の例文
「さきに践祚せんそはあらせられたが、新帝の光明院へは、まだ、神器のおゆずりはおこなわれていない。何せ、神器の授受じゅじゅを見ねば、正しい天皇の御位みくらい継承けいしょうされたとは申し難い」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
質子ちし授受じゅじゅの公式的な対面がすむと、後、西十二畳の梅の間で饗宴きょうえんを営まれた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)