持戻もちもど)” の例文
下肥を汲む。木の苗を盗む。近所の事ではあり、病気と皆が承知して居るので、表沙汰にはならなかったが、一同みんな困り者にして居た。杉苗すぎなえでもとられると、見附次第黙って持戻もちもどったりする者もあった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)