折々をりをり)” の例文
主上御不足の一つには、公家中官位御まゝに不成との事、または御料所増加にて被遣金銀も折々をりをり被遣候へ共、是も毛頭御まゝに不成候。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
折々をりをりにしづくしたたる桜花はなのかげ女靴めぐつのあとのとびとびに残る
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
つちいへ部落をなしてをんななど折々をりをりいでて此方こなた見にけり
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)