技女ぎぢよ)” の例文
かうしてつむめた藕絲は、皆一纏めにして寺々に納入しようと言ふのである。寺には其々それ/″\技女ぎぢよが居て、其絲で、唐土様もろこしやうと言ふよりも、天竺風な織物を織るのだと言ふ評判であつた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)