打破うちこわ)” の例文
庭石にあてゝ鉄槌でさん/″\に打破うちこわしてしまったが、帯だけは罪が無いとあって今に残って居るのであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
大正某年の某月が丁度その五十年になったので、その時の住持じゅうじは錠前を打破うちこわして篋をあけて見た。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)