打漏うちもら)” の例文
高手小手たかてこてに縛り上げて割下水わりげすいどぶへ打込んだという話を聞き、義憤むら/\と発して抑え難く、ついに蟠龍軒の道場へ踏込ふみこみ、一味加担の奴ばらを打殺し、大伴だけ打漏うちもらして
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すごすご都に歸り來りし、打漏うちもらされの見苦みぐるしさ。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)