手鎌てがま)” の例文
そうして第二世木地師のかしら、そいつにおなりなさいましとね。そうなったら私なんか、すぐにも隠居を致しますよ。……大小サラリとほうり出し、手鎌てがまをお取りなさいまし。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
手鎌てがまが光る、足並みが揃う。さすらいの民のさすらいだ。未練も悲しみもそこにはない。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)