“手塩”の読み方と例文
旧字:手鹽
読み方割合
てしお100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、父信長が、多年手塩てしおにかけて来た一家臣が、このときは、主従の情をこえて、骨肉にも近いような感情で、つよく眼に映った。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その子は幼少ちいさいうちから手塩てしおにかけたので、わたしを何処までも母だと思っているのです。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
今でも重吉の手塩てしおにかけられた弟子たちは、毎年鏡餅をもって歳暮せいぼ挨拶あいさつに来る。
(新字新仮名) / 壺井栄(著)