所因ゆえん)” の例文
余が不敏を顧みずここに二、三の問題を提起して批判を仰ぐ所因ゆえんもまたこれに外ならず。ただいたずらに冗漫の辞を羅列して問題の要旨に触るるを得ざるは深く自らずる所なり。
自然現象の予報 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)