ハバカ)” の例文
郎女たちの居る女部屋ヲンナベヤまでも、何時イツもづか/″\這入ハヒつて来て、ハバカりなく古物語りを語つた、あの中臣志斐媼ナカトミノシヒノオムナ——。あれと、おなじ表情をして居る。其も、モツトモであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ハバカリナガラ正月中七日マデノ間、五条橋畔キョウハンマデ、御返答高札下サルベク候
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)