慈愍じみん)” の例文
幸に慈愍じみんの御まなじりにもかゝり聊か勧賞の御言葉にもあづからむには、火をも踏み水にもり、生命を塵芥ぢんかいよりも軽く捨てむと競ひあへりしも、今かくなり玉ひては皆対岸の人異舟いしうかくとなりて
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)