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ぶるぶる
ふりがな文庫
“
慄然
(
ぶるぶる
)” の例文
ト聞くと文三は
慄然
(
ぶるぶる
)
と震えた、
真蒼
(
まッさお
)
に成ッた……暫らくの間は言葉はなくて、唯恨めしそうにジッとお勢の澄ました顔を
凝視
(
みつ
)
めていた
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
トいいさして文三は顔に手を
宛
(
あ
)
てて黙ッてしまう。
意
(
こころ
)
を
注
(
とど
)
めて
能
(
よ
)
く見れば、壁に写ッた影法師が、
慄然
(
ぶるぶる
)
とばかり震えている。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
文三また
慄然
(
ぶるぶる
)
と震えてまた蒼ざめて、
口惜
(
くちお
)
しそうに奥の間の方を
睨詰
(
にらみつ
)
めたまま、暫らくの間
釘付
(
くぎづ
)
けに
逢
(
あ
)
ッたように
立在
(
たたずん
)
でいたが、やがてまた気を取直おして
悄々
(
すごすご
)
と出て参ッた。
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
“慄然”の意味
《形容動詞》
恐怖で震えおののくさま。
(出典:Wiktionary)
慄
常用漢字
中学
部首:⼼
13画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“慄然”で始まる語句
慄然々々