意祁おけ)” の例文
ここを以ちて意祁おけの命、みづから下りいでまして、その御陵のかたへを少し掘りて還り上らして、復奏かへりごとしてまをさく、「既に掘り壞りぬ」とまをしたまひき。
かれその大長谷の天皇の御陵をやぶらむと思ほして、人を遣す時に、その同母兄いろせ意祁おけの命奏してまをさく
ここに市の邊の王の王子たち、意祁おけの王、袁祁をけの王二柱。この亂を聞かして、逃げ去りましき。かれ山代やましろ苅羽井かりはゐに到りまして、御かれひきこしめす時に、ける老人來てその御かれひりき。