“意知”の読み方と例文
読み方割合
おきとも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これほどな田沼も、一子の山城守意知おきともが、やはり贈賄の遺恨から、江戸城中の桔梗の間で斬り殺された事件で、一挙に没落してしまった。
美しい日本の歴史 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
将軍家うえさまのお覚えめでたくなくなり、田沼の施政徐々に廃され、諸閣老方擡頭し参られ、ご親藩三家や越中守様たち、いよいよ手強く田沼に抗し、それに彼奴きゃつせがれ意知おきともめを刺殺した
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
子の意知おきともは若年寄となり、その弟の意誠は、一橋家の家老となり、第三子が養子となしたる、水野忠友は七千石より、万石となって若年寄となり、その孫竜助のために娘を遣わしたる
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)