トップ
>
想出
>
おもいだ
ふりがな文庫
“
想出
(
おもいだ
)” の例文
... 玉子の
白身
(
しろみ
)
でアクを取りました」と聞いて大原が先日の事を
想出
(
おもいだ
)
し「今日は玉子の
殻
(
から
)
でなくって白身をお使いですか、非常の御奮発ですな」
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
始終使にばかり行っても居なかったろうが、私は勘ちゃんの事を憶出すと、何故だか
常
(
いつ
)
も其使に行く姿を
想出
(
おもいだ
)
す。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
高瀬の奥で喜作が猿の皮を無雑作に
頸
(
くび
)
に巻き付けた姿で、
獲物
(
えもの
)
の羚羊の皮の
枠張
(
わくばり
)
に余念なかった姿を
想出
(
おもいだ
)
して
案内人風景
(新字新仮名)
/
百瀬慎太郎
、
黒部溯郎
(著)
然うして一二年苦しんでいる
中
(
うち
)
に、どうやら曲りなりにも一本立が出来るようになると、急に此前奥さんに断られた時の無念を
想出
(
おもいだ
)
して、夫からは根岸のお宅へも
無沙汰
(
ぶさた
)
になった。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
“想出”で始まる語句
想出話