惡氣さむけ)” の例文
新字:悪気
嗚呼アノ爺もめさせられた、と思ふと、渠は云ふに云はれぬ惡氣さむけを感じた。何處へ行つても恐ろしい怖ろしい不安が渠にいて來る。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)