惡感をかん)” の例文
新字:悪感
それから一年に近い間、この小さい爲事はなめらかに爲遂げられて來たのだが、今日はすず子に堪へられない惡感をかんを與へるのであつた。
計画 (旧字旧仮名) / 平出修(著)
その有樣を見て居ると、今更ながら私は何とも知らずそゞろに一種の惡感をかんを感ぜざるを得なかつた。兎角するうちとぼ/\足音をさせてお兼が入つて來た。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)