悪戯盛いたづらさか)” の例文
すると何かの折に、丹波の国から人馴れた猿を一匹、献上したものがございまして、それに丁度悪戯盛いたづらさかりの若殿様が、良秀と云ふ名を御つけになりました。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
確か十歳頃だつたと覚えてゐるが悪戯盛いたづらさかりの子供が汗を垂らして難曲に無中になつてゐる容子ようすが、余りにいぢらしいといつて、幼児虐待防止会から抗議の申込があつた程だつた。