“恙無”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つつがな80.0%
つゝがな20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひくだけて死ぬべかりしを、恙無つつがなきこそ天のたすけと、彼は数歩の内に宮を追ひしが、流にひたれるいはほわたりて、既に渦巻く滝津瀬たきつせ生憎あやにく! 花は散りかかるを
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
珊五郎はしばらく黙り込んで、青竹に縛られた娘の恙無つつがない顔と、左門と平次の敵意のない顔を見比べました。
珊五郎は暫らく默り込んで、青竹に縛られた娘の恙無つゝがない顏と、左門と平次の敵意のない顏を見比べました。