“怪形”の読み方と例文
読み方割合
けぎやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晝でさへ寂しいこの御所は、一度日が暮れたとなりますと、遣り水の音が一際陰に響いて、星明りに飛ぶ五位鷺も、怪形けぎやうの物かと思ふ程、氣味が惡いのでございますから。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
昼でさへ寂しいこの御所は、一度日が暮れたとなりますと、みづの音が一際ひときは陰に響いて、星明りに飛ぶ五位鷺も、怪形けぎやうの物かと思ふ程、気味が悪いのでございますから。
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)