忠雄ただお)” の例文
ここは小石川大曲おおまがりの小野忠雄ただおの道場。そして門弟三千と称されている中の最下級に、春日新九郎も半年前から名を連ねている。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それをいだのが忠明以来の高弟亀井平右衛門忠雄ただおで、これがまた伊藤を名乗る。忠雄の次が新たに溝口みぞぐち派の名を残した人、溝口五左衛門正勝というものであります。
博士の家族は、奥さんと、ひとりっ子の古山忠雄ただお君と、書生さんと、女中さんの五人暮らしです。
妖星人R (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
保己一ほきいちだん四谷よつや寺町てらまちに住む忠雄ただおさんの祖父である。当時の流言に、次郎が安藤対馬守信睦のぶゆきのために廃立の先例を取り調べたという事が伝えられたのが、この横禍おうかの因をなしたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかも、柳生家やぎゅうけとならんで、将軍家指南役の大職にある小野派三代目忠雄ただおの高弟、夏目大之進という者であった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)