忠義者ちうぎもの)” の例文
久八は我が身の後ろへ引廻ひきまはし私しが引負ひきおひに相違なくの者の仕業しわざでは御座りませぬと聞より五兵衞大いに怒りおのれ久八め今迄伊勢五の白鼠しろねずみ忠義者ちうぎものよと世間せけんでも評判うけし身ならずや此五兵衞迄然樣さやうに思ひしは大いなる見違みちがひなり扨も/\五十兩と言ふ大金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)