心状ムウド)” の例文
そして、全公衆は激昂の極に達して、まるで私刑に飢えている心状ムウドなのだ。グリインは語を継いで
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
このチャアルス街空中館エア・ハウス、飛行旅客の待合室へ踏みこんだ刹那、ひとつの正直な反省的心状ムウドが、電波のように私の全身を走り過ぎたことを私は告白しなければならない。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
最も陰鬱な人生のトラジディさえ肯定出来る心状ムウドに落ちるのだ。
踊る地平線:05 白夜幻想曲 (新字新仮名) / 谷譲次(著)