心焔しんえん)” の例文
この性の心焔しんえんが体じゅうを焼いて、寝がえりばかり打って明かす夜には、お通のおもかげさえみにくい欲情の対象に、想い出してみるほどだった。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)