徳一とくいち)” の例文
するともう、森医院の徳一とくいち君が、ズボンのバンドをゆるめはじめた。なにか、しがいのあるいたずらをするときのように、顔がかがやいている。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
まさか医者の家へなんか集まっていることもあるまいが、ともかくのぞいてみようと思って、黄色きいろい葉のまじった豆畑のあいだを、徳一とくいち君の家の方へやっていった。
久助君の話 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
休けい時間がきたとき久助君は、森医院の徳一とくいち君にきいた。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)