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御釜
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おかま
ふりがな文庫
“
御釜
(
おかま
)” の例文
昔健ちゃんの
遊
(
あす
)
びに来てくれた時分にゃ、随分
尻
(
しり
)
ッ
端折
(
ぱしょ
)
りで、それこそ
御釜
(
おかま
)
の御尻まで洗ったもんだが、今じゃとてもそんな元気はありゃしない。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すぐ下にはお
苗代
(
なわしろ
)
や
御釜
(
おかま
)
火口湖がまっ
蒼
(
さお
)
に光って
白樺
(
しらかば
)
の林の中に見えるんだ。面白かったねい。みんなぐんぐんぐんぐん走っているんだ。すると頂上までの処にも一つ坂があるだろう。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
八の字の尾に
逆
(
さ
)
か
立
(
だ
)
ちを命じたような髯を見るや否や
御多角
(
おたかく
)
はいきなり台所へ引き戻して、ハハハハと
御釜
(
おかま
)
の
蓋
(
ふた
)
へ身をもたして笑った。主人は平気なものである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
しまいにこっちも腹が立ったから、御気の毒さま、御金はありませんが、品物で好ければ、
御鍋
(
おなべ
)
でも
御釜
(
おかま
)
でも持ってって下さいっていったらね、じゃ釜を持ってくっていうんだよ。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
釜
常用漢字
中学
部首:⾦
10画
“御釜”で始まる語句
御釜祓