御足許おあしもと)” の例文
「面目ない、われら、ここに、高い貴い処に恋人がおわしてな、雲霧を隔てても、その御足許おあしもとは動かれぬ。や!」
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
面目めんぼくない、われら、此処ここに、高いとうとところに恋人がおはしてな、くもきりを隔てても、其の御足許おあしもとは動かれぬ。!」
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)