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御船蔵
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おふなぐら
ふりがな文庫
“
御船蔵
(
おふなぐら
)” の例文
深川
千歳町
(
ちとせちょう
)
の水戸さまの
石置場
(
いしおきば
)
から始まって
新大橋
(
しんおおはし
)
のたもとまで、三丁の川岸っぷちにそって大小十四棟の
御船蔵
(
おふなぐら
)
が建ちならんでいる。
顎十郎捕物帳:13 遠島船
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
橋番の小屋でも行燈に微かな蝋燭の灯を入れた。今夜の霜を予想するように、
御船蔵
(
おふなぐら
)
の上を雁の群れが啼いて通った。
半七捕物帳:02 石灯籠
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ここは、深川の
御船蔵
(
おふなぐら
)
。その中にある仮牢だ。仲間の
鼬
(
いたち
)
だの、小猿だのが、皆、ケチな兇状につまずいて、東海道筋から
軍鶏籠
(
とうまるかご
)
で、江戸へ差立てになったと聞き、役人への反抗と、仲間の面当てに
雲霧閻魔帳
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
綿入れの節句もあしたに迫って、その
夜寒
(
よさむ
)
をよび出すような
雁
(
がん
)
の声が
御船蔵
(
おふなぐら
)
の屋根のあたりで遠くきこえた。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
“御船蔵”で始まる語句
御船蔵前