“おふなぐら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
御船蔵66.7%
御舟蔵16.7%
御船倉16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
橋番の小屋でも行燈に微かな蝋燭の灯を入れた。今夜の霜を予想するように、御船蔵おふなぐらの上を雁の群れが啼いて通った。
半七捕物帳:02 石灯籠 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
自分が水泳を習い覚えたのは神伝流しんでんりゅう稽古場けいこばである。神伝流の稽古場は毎年本所ほんじょ御舟蔵おふなぐらの岸に近い浮洲うきすの上に建てられる。
夏の町 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
わたくしはかつて『夏の町』と題する拙稾せっこうに明治三十年の頃には両国橋の下流本所ほんじょ御船倉おふなぐらの岸に浮洲うきすがあって蘆荻のなお繁茂していたことを述べた。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)