御疳癪おかんしやく)” の例文
「御嬢様! どんなに御探おさがし申したか知れませんよ」と忽如こつぢよとして現はれたるは乳母の老女なり「奥様が梅子は何処どこへ行つたかつて、御疳癪おかんしやくで御座います」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)