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御燈
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ミアカシ
ふりがな文庫
“
御燈
(
ミアカシ
)” の例文
新字:
御灯
山
颪
(
オロシ
)
に吹き
暴
(
サラ
)
されて、荒草深い山裾の斜面に、
萬法藏院
(
マンホフザウヰン
)
の細々とした
御燈
(
ミアカシ
)
の、煽られて居たのに見馴れた人たちは、この幸福な
轉變
(
テンペン
)
に、目を睜つて居るだらう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
山
颪
(
オロシ
)
に吹き
暴
(
サラ
)
されて、荒草深い山裾の斜面に、
萬法藏院
(
マンホフザウヰン
)
の細々とした
御燈
(
ミアカシ
)
の、煽られて居たのに目馴れた人たちは、この幸福な
轉變
(
テンペン
)
に、目を睜つて居るだらう。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
爐を焚くことの少い此
邊
(
ヘン
)
では、
地下
(
ヂゲ
)
百姓は、夜は眞暗な中で、寢たり、坐つたりしてゐるのだ。でもこゝには、本尊が祀つてあつた。夜を守つて、佛の前で起き明す爲には、
御燈
(
ミアカシ
)
を照した。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
爐を焚くことの少い此
邊
(
ヘン
)
では、
地下
(
ヂゲ
)
百姓は、夜は眞暗な中で、寢たり、坐つたりしてゐるのだ。でもこゝには、本尊が祀つてあつた。夜を守つて、佛の前で起き明す爲には、
御燈
(
ミアカシ
)
を照した。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
今ふつと明るくなつた
御燈
(
ミアカシ
)
の色で、その姥の姿から、顏まで一目で見た。どこやら、覺えのある人の氣がする。さすがに、姫にも人懷しかつた。ようべ家を出てから、
女性
(
ニヨシヨウ
)
には、一人も逢つて居ない。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
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今ふつと明るくなつた
御燈
(
ミアカシ
)
の色で、その姥の姿から、顏まで一目で見た。どこやら、覺えのある人の氣がする。さすがに、姫にも人懷しかつた。ようべ家を出てから、
女性
(
ニヨシヤウ
)
には、一人も逢つて居ない。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
“御燈”の解説
御燈(灯)(ごとう)は平安時代以降、宮中で行われていた年中行事である。北辰信仰に基づき、3月と9月に天皇が北辰(北極星。時には北斗七星とも混同される)に灯火を捧げる儀式であり、その灯火をも「御燈(灯)」と呼んだ。また北辰を祀ることから一に北辰祭ともいう。
(出典:Wikipedia)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
燈
部首:⽕
16画
“御燈”で始まる語句
御燈明
御燈火