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御濠
ふりがな文庫
“御濠”の読み方と例文
読み方
割合
おほり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おほり
(逆引き)
もしそれ明月
皎々
(
こうこう
)
たる夜、
牛込神楽坂
(
うしごめかぐらざか
)
浄瑠璃坂
(
じょうるりざか
)
左内坂
(
さないざか
)
また
逢坂
(
おうさか
)
なぞのほとりに
佇
(
たたず
)
んで
御濠
(
おほり
)
の土手のつづく限り老松の
婆娑
(
ばさ
)
たる影静なる水に映ずるさまを眺めなば
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
御濠
(
おほり
)
の石垣が少しくずれ、その対岸の道路の崖もくずれている。人工物の弱い例である。しかし崖に
樹
(
た
)
った電柱の処で崩壊の
伝播
(
でんぱ
)
が喰い止められているように見える。
静岡地震被害見学記
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
ちょうどその晩は少し曇って、から風が
御濠
(
おほり
)
の
向
(
むこ
)
うから吹き付ける、非常に寒い。
神楽坂
(
かぐらざか
)
の方から汽車がヒューと鳴って土手下を通り過ぎる。大変
淋
(
さみ
)
しい感じがする。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
御濠(おほり)の例文をもっと
(4作品)
見る
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
濠
漢検準1級
部首:⽔
17画
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御濠端
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北原白秋
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寺田寅彦