御握おにぎり)” の例文
先生、其の御臨終の御立派でしたこと、四十何度とか云ふ高熱で、普通の人ならば夢中になつて仕舞ふ所ですよ、——山木様の御手を御握おにぎりになりましてネ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)