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御布施
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おふせ
ふりがな文庫
“
御布施
(
おふせ
)” の例文
御布施
(
おふせ
)
が段々少くなるのに氣を腐らせ、少し人間の甘い癖に、文字花に夢中になつて居る猪之助を
煽動
(
おだ
)
てゝ、筋書まで拵へて、二人の男を殺さしたのさ。
銭形平次捕物控:286 美男番附
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
疲弊
(
ひへい
)
した村のことで
御布施
(
おふせ
)
の集りがよかろう
筈
(
はず
)
はない。金包みの代りに米とか野菜ですますような習慣が次第に一般にひろがって、禅僧は食うだけが漸くだった。
禅僧
(新字新仮名)
/
坂口安吾
(著)
その会話の中には
親鸞上人
(
しんらんしょうにん
)
と
蓮如上人
(
れんにょしょうにん
)
という名がたびたび出て来た。十時少し廻った頃、松本は菓子と
御布施
(
おふせ
)
を僧の前に並べて、もう
宜
(
よろ
)
しいから御引取下さいと
断
(
こと
)
わった。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
近所の法類からしかるべき
導師
(
どうし
)
を頼むほどの
御布施
(
おふせ
)
が出せなかったのである。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
施
常用漢字
中学
部首:⽅
9画
“御布”で始まる語句
御布令
御布告
御布
御布令書