御古おふる)” の例文
「いいえ、これあたしの御古おふるよ。この冬着ようと思って、洗張あらいはりをしたまま仕立てずにしまっといたの」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
阿爺は年寄の癖に新らしいものばかり着て、年の若いおれには御古おふるばかり着せたがるのは、少し妙だよ。この調子で行くとしまいには自分でパナマの帽子を被って、おれには物置にある陣笠じんがさ
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)