トップ
>
御亡
>
おなく
ふりがな文庫
“
御亡
(
おなく
)” の例文
其れから間もなく御新造様は
御亡
(
おなく
)
なり、
貴郎
(
あなたさま
)
は伯母御様に手を引かれなさつて、粟野の奥へ行かしやる
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
先生は今の教育家として御立派な
方
(
かた
)
でしょうが、近年夫人が
御亡
(
おなく
)
なりになって間もなく再婚を致された際の先生の御話を雑誌で拝見した時に私は
厭
(
いや
)
な気持が致しました。
離婚について
(新字新仮名)
/
与謝野晶子
(著)
旦那様
(
だんなさま
)
が鹿児島の戦争で
討死
(
うちじに
)
をなされた後は、
賃機
(
ちんはた
)
織つて一人の御子息を教育なされたのが、
愈々
(
いよ/\
)
学校卒業と云ふ時に肺結核で
御亡
(
おなく
)
なり、——大和君の
家
(
いへ
)
は
元
(
も
)
と越後の豪農です
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
亡
常用漢字
小6
部首:⼇
3画
“御亡”で始まる語句
御亡霊
御亡骸
御亡魂