後身うしろみ)” の例文
しかし、博士の力が足らなかったのか、王の振切る力が強かったのか、服の布地が裂け、博士の手には服の後身うしろみが残り、王は服の両袖だけを腕にはめて、そのまま前に進んだ。
後身うしろみになって此方こなたを伸び上って見る。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)