後客あときゃく)” の例文
後客あときゃくは木戸銭を払っても見ることができない、さりとは知恵のない梟し方と見なければならぬ。
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
降りる者も見えたのに、後客あときゃくのうちには、やっと身を立ち支えている者もある。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)