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往復
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ゆきき
ふりがな文庫
“
往復
(
ゆきき
)” の例文
日比谷
(
ひびや
)
には公園いまだ成らず
銀座通
(
ぎんざどおり
)
には鉄道馬車の
往復
(
ゆきき
)
せし頃
尾張町
(
おわりちょう
)
の
四角
(
よつかど
)
今ライオン
珈琲店
(
コーヒーてん
)
ある
辺
(
あたり
)
には
朝野
(
ちょうや
)
新聞中央新聞毎日新聞なぞありけり。
書かでもの記
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
二階の東南二室の間を、コツコツと
往復
(
ゆきき
)
しながら、終日大月は考え続けた。けれども一向曙光は見えない。
闖入者
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
良寛さんのすんなりした手と、乾いた地べたの間を、色の糸でかがつた美しい手毬はよい調子で
往復
(
ゆきき
)
した。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
自然省作の家と
往復
(
ゆきき
)
して、省作の人柄が、温和なうちにちゃんとしたところがあり、学問とて清六などの比ではない、そのほかおとよさんとどこか気のあったところのあるので
隣の嫁
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
“往復”の意味
《名詞》
ある場所へ行って元の場所へ帰ること。
手紙のやりとり。
交際。
(出典:Wiktionary)
往
常用漢字
小5
部首:⼻
8画
復
常用漢字
小5
部首:⼻
12画
“往復”で始まる語句
往復振動
往復路
往復葉書
往復震動